《ウイングエース西川口店》のスタッフ2名が人命救助で表彰
埼玉県にホール展開する産経商事(高橋照二代表取締役社長)は10月4日、《ウイングエース西川口店》付近の路上で心肺停止状態となっていた50代男性を同店スタッフ2名が心臓マッサージやAEDを使用して救助したとして、川口市消防局南消防署から消防協力者表彰を受けた。
南消防署で行われた表彰式では、同署の福田一之署長が、人命救助活動を行った大澤裕也さん、大野恵也さんの2名に対し表彰状と記念品を贈呈した。
事の次第は8月16日、店舗の開店直後に駐輪所付近の清掃にでた大野さんが路上で倒れてる男性を発見、副主任の大澤さんに報告した。駆け付けた大澤さんが男性の意識、呼吸の有無を確認したところどちらも確認できなかったため、119番通報をしたのち、心臓マッサージやAEDを使用して救助活動を行った。その後、駆け付けた救急隊員に引き継いだ。
男性は2人の手早い適切な処置で一命を取り留め、9月9日に入院していた病院を退院。その後店舗を訪れ、直接感謝を述べたという。大澤さんは「考えるより先に体が動いた。これも日頃から行っている訓練の賜物だと思う」と述べ、大野さんは「(倒れている人を)発見できて良かった。もしまたこういう場面に遭遇したら、救急隊員にうまく状況を伝えられるようにしたい」と述べた。
同社の小野寺都志一営業部長は「当社社員は2007年から毎年、AEDの使い方などを学ぶ講習会を受講している。今回はその知識が発揮されたものと考えており、日頃の備えの大切さを再確認した。今後も救命体制を整えていきたい」と話した。
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(提供:月刊グリーンべると)
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