全日遊連が茨城・栃木の両理事に辞任勧告、沖ドキの未撤去問題で
全日遊連は3月11日に全国理事会を開き、茨城県遊協の平文暉朗理事長と栃木県遊協の金淳次理事長に対し、全日遊連の理事としての職務を忠実に遂行していないことなどを理由に、全日遊連理事の辞任勧告を賛成多数で決議した。理事に対する辞任勧告は初めて。
茨城県と栃木県は、21世紀会決議に基づく旧規則機の撤去期限を遵守していない店舗が全国でも上位にランクされていた。また、両理事が経営する一部店舗においても沖ドキ等の撤去対象機種の撤去が行われておらず、全日遊連執行部では問題視していた。
当日の理事会では、撤去期日の過ぎた旧規則機について「即時撤去を求めること」を決議。あわせて、全日遊連執行部の意見として、両理事がこれまでに全日遊連の決議に反する行為を行うなど、理事として忠実義務違反が認められるとして、自主的に全日遊連理事を辞任するよう強く勧告したい旨を説明した。
その上で、執行部が両理事に即時撤去を求めたところ「明確な回答が得られなかった」(阿部理事長)ため、一部の理事から「辞職勧告」の決議をすべきとの緊急動議が出され、これを賛成多数で決議した。
理事会後の会見で阿部理事長は、「全日遊連は昨年12月の臨時理事会で、21世紀会決議の遵守を決議している。それに対して守っていただくことが全日遊連の理事としての務めではないか。非組合員の店舗が外さない、エリアで外さないなどの話は個々の話であって、県の理事長として代表としてどうなのか、という話をさせてもらった。その後に執行部の意見を伝え、私の想いを伝えて、改めて即時撤去をしてもらえるかと問うたがハイとは言ってもらえなかった。それに対して緊急動議が出された」などと経緯を説明した。
平川副理事長は、「この決議の重みをお二人ともきちんと考えていただきたい」とし、今後の全日遊連の対応は、両理事の対応次第と述べた。
当日の理事会には理事52名中51名(うち、リモート19名)が出席した。
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(提供:月刊グリーンべると)
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